鶏崎ひよこのモトブログ

YAMAHA SRX600(1988年式)とSUZUKI TL1000S(1997年式)の整備記録やツーリング、雑記

【YAMAHA SRX-6】これまでのカスタム・整備まとめ 前編(納車〜2022年3月まで)

月日が経つのは早いもので、SRXに乗り始めてもう10ヶ月になろうとしている。街のバイク屋さんで運命的な出会いをして一目惚れで購入してしまったひよこ号であるが、現在のところエンジンなどに大きな問題もなく極めて快調だ。前回の「納車4ヶ月レビュー」で書いた通り、本当にクセのあるバイクではある。いまどきのバイクと比較しても乗りやすいわけではない。しかし、そういった部分も含めてすべてがお気に入りで、自分の理想のバイクなんだと感じる。SRX自体の細かいインプレッションについては、前回の記事を参照していただきたい。

hiyokomoto.hateblo.jp

SRXの伸びる走行距離とはうらはらに、仕事やプライベートの忙しさと筆無精が祟ってこのブログの更新頻度がひどいことになっている。「そういえばいろいろ変えたのにブログには全然書いてないなあ」と思い出したので、今更ではあるが納車から今まで変えてきたパーツ類や出来事について備忘録も兼ねて書き残しておく。ちょっと量が多いので、今回は2022年3月までのカスタム遍歴をまとめてみた。

2021年11月24日 納車

11月24日に初めてSRXが納車された。この時は期待と不安に胸が押しつぶされそうになりながら、ライディングジャケットとヘルメットを抱えて電車とタクシーを乗り継いでバイク屋さんに向かったことを覚えている。

あとで、「連絡してくれたらクルマでピックアップしに行ったのに!」ってバイク屋さんに笑われてしまった。正直「本当にこれから乗れるのか」という不安でそれどころではなかったが、なんとか納車説明も終わり、おっかなびっくりキック始動(ここで1回被らせてプラグをオシャカにした)しつつ、教習所卒業以後初の公道走行に望んだ。

納車のときのSRX

ビッグシングルの振動の大きさや教習車のNC750Lと全く違うハンドリング、効かなすぎるフロントブレーキにおっかなびっくりでなんとか帰宅した。納車されたことが幸せすぎて、その日の夜はよく眠れなかったことを覚えている。

2021年12月26日 ウィンカー前後交換とステップのラバー取り付け

納車以降SRXで頻繁にツーリングに出かけていたが、納車時からどうしてもヨーロピアンタイプのウィンカーに違和感があり、変えたいなぁと思っていた。個人的には3型純正のアルミのウィンカーは見た目が気に入っていたのもあり、そちらとほぼ同等のものと思われるワイズギアの「汎用クリアーフラッシャーセット」を前後に取り付けた。

ウィンカーの交換

やはりSRXにはこちらのスタイルのほうがよく似合う。付属の27Wのバルブを取り付けたらハイフラになってしまったので、急遽近隣のカー用品店で21Wのバルブに交換した。

あと、納車時になぜか純正ステップのラバーが取り外されていたため、振動がダイレクトに足に伝わり1時間も走行すると生まれたての子鹿のように足がプルプルしていまっていた。幸いにもステップのゴムはまだ新品で注文できるので、Webikeで購入しサクっと取り付けた。このゴムだけでかなりの振動が吸収されていることが実感できるぐらい、明確に足に伝わる振動は減った。

2022年2月9日 マルス改マフラー取り付け

純正マフラーは見た目もSRXに完璧にマッチしていながら非常に消音性能に優れているのだが、いかんせん消音しすぎなきらいがある。走行中は下手すると排気音より風切り音の方が大きく全く聞こえないぐらいである。

下品な爆音にはしたくないが適度に音量を上げつつ、純正の見た目を維持したいと思い、純正マフラーの改造を調べていたところ、大田区にある「マルス」というマフラー屋さんで加工していただけるらしいという情報にたどり着いたので、連絡を取って現車を持ち込んでお願いした。

交換後は、確実に音は大きくなり、ビッグシングル特有の歯切れのよいパルス感が強調され走るのがより楽しくなった。音量もうるさすぎることもなく、適度な音量になった。音質についてはYoutubeに動画をアップしているのでそちらもぜひ観ていただきたい。

youtu.be

2022年3月15日 ゲイルスピードのラジアルマスターに変更

納車時から違和感のあった効かなすぎるブレーキだが、本当に効かなすぎてママチャリのブレーキのようなフィーリングであった。ガッツリ握ってもロックする気配がないほど効きが悪く、さすがにこれはまずいということでマスターシリンダーとブレーキパッドを交換することにした。

後々もお世話になるSR・SRXを専門に扱う埼玉県越谷の「AAA」さんで、カスタムの相談をすることに。

事前の下調べでは、シングルディスク、4POTキャリパーでは14mm程度のピストン径のラジアルマスターが握りこめるフィーリングで最適だということだったので、14mmの設定があるbrembo、ゲイルスピード、frandoから選ぶことになった。bremboやfrandoはSRX界隈では装着率が高かったため、天の邪鬼な私は日本製ということもありゲイルスピードのVRCシリーズにすることに。こちらのブログを読んだのも決め手になった。 www.bugbro.com

なお、ブレーキが効かなかったのはマスターが古かったのもあるが、ブレーキ周りの納車整備時に使いまわしたワッシャーからフルードが漏れてブレーキパッドにかかり、ブレーキパッド自体が終わってしまっていたらしい。納車整備とは……。

ブレーキパッドは、AAAの在庫にあったベスラのメタルシンタードのものにしたが、交換後のフィーリングはラジアルマスターの恩恵もあり非常にコントローラブル、じわっと制動力が立ち上がり握り込めばしっかりと止まる。ゲイルスピードのアルミ削り出しのレバーやボディは過剰なほど高級感があり、所有満足度は極めて高い。

クラッチレバーもあわせてゲイルスピードのものに交換した。どことなくハンドル周り全体から高級感が出てきている。

2022年3月17日 SIMPLE製ショートフェンダーに変更

純正のフェンダーはどこか野暮ったいというか、真四角なボックス形状のリアテールランプがどうしてもしっくりこなかったので、SIMPLEさんが製作しているショートフェンダーに変更。個人的にはリア周りがかなりスッキリしたと思う。そのままポン付けとはいかなかったので、ランプ周りの配線加工は必要だった記憶がある。

SIMPLEのショートフェンダー

おわりに

とりあえず今回は11月の納車から3月までのカスタム内容をまとめてみた。納車から4ヶ月と考えると、まあまあ手を加えている方なのかもしれないが、ブレーキについては本当に安全に関わるところなので変えて早急に変えて正解だったと思う。4月以降もいろいろと手を加えてはいるので、次回の記事もぜひ読んでいただければ幸いだ。