鶏崎ひよこのモトブログ

YAMAHA SRX600(1988年式)とSUZUKI TL1000S(1997年式)の整備記録やツーリング、雑記

【YAMAHA SRX-6】これまでのカスタム・整備まとめ 中編(2022年4月~2022年12月まで)

前回の更新からだいぶ間が空いてしまい、このカスタムまとめもかなり長大なものになりつつあるため、当初は前編・後編で完結させる予定だったものを3つに分割することとした。備忘録も兼ねて作業内容をまとめておく。

2022年5月14日 レギュレーターパンク

東北でのSRXミーティングに参加しようと高速道路を走っていたところ、ライトが徐々に暗くなり点灯しないことに気がついた。SAでいろいろ試したもののバッテリー電圧が低くなっており充電されていないと判断。日が暮れはじめ安全に走行できないと判断しレッカーしてもらった。これまで大きなトラブルはほとんどなかったため、ちょっとばかり不安になりながら帰宅した。

レッカーされるSRX

家に戻ってテスターを当てるとやはりエンジンを始動しても電圧が上がらず、レギュレーターの問題と判断。購入店に入院しレギュレーターを交換してもらった。交換後は問題なく走行可能となったため、一旦解決。

よく見ると購入時のレギュレーターは純正ではなく中華の互換品のようで、そのせいで寿命も短かったのかもしれない。

2022年8月1日 ナイトロン TWIN R3サスペンション装着・トップブリッジ磨き

購入時点ではAmazonなどで数千円で販売されているサスペンションが装着されており、正直いってひどい乗り心地だったため、口コミや個人的なイギリスブランドへの思いもありナイトロンを購入(結構高かったので清水の舞台から飛び降りる心持ち)

装着したナイトロンサス

装着後は、圧倒的な乗り心地の良さとしなやかさに感動した。まあもともとのサスがあまりにもひどい代物だったため、当然といえば当然である。しかしこれで確実にSRXの走りのレベルが向上したのは間違いない。

さらに、トップブリッジを磨いてもらい、ピカピカの状態で取り付けてもらった。トップブリッジは常に目に入る場所なので、満足度は非常に高い。

磨いたトップブリッジは純正っぽいヘアライン仕上げ

2022年9月5日 ヘッドライトケース新品交換

SRXのヘッドライトケースはメッキなので、他の部分が綺麗になってきたためにもともとあった点錆が目立つようになってきてしまっていた。SR用のケースが新品で注文できるため、思い切って新品に交換した。ケースの中も雨などで錆が進行していたため、交換して正解だったと思う。

ヘッドライトケースの交換

2022年10月16日 YZF-R6用スロットルでハイスロ化・TZグリップに交換

SRXは、純正状態でスロットルを全開にするには一度握りなおす必要がある。今まではそこに不満はなかったのだが、箱根man3などで別の速いSRX乗りの方たちと交流するようになってから、もう少しハイスロ気味になっていてほしいと思うようになったため、YZF-R6用のスロットルコーンに交換した。

左:SRX純正 右:YZF-R6のスロットルコーン

写真で分かる通り、純正とR6のスロットルコーンでは巻き取り径が異なる。SRX用はΦ36.6mm、R6用はΦ40.7mmなので、この差分だけハイスロになる。

スイッチボックス内の段差を削らないと干渉しスロットルが動かなくなるため加工必須

上記写真のスロットルワイヤーが通る場所の下側にある金属の仕切りが干渉するため、交換する際にはこの段差を削り取る必要がある。リューターなんていうオシャレな電動工具は持っていなかったため、地道に棒やすりで1時間以上かけて削った。

TZグリップ

TZグリップ装着後

交換後は、握りなおさずにしっかりと全開にできるため操縦性は格段に向上した。付属していたYZF-R6用の純正グリップは120mmなのでSRXの115mmには適合しない。そのため、TZグリップ(115mm)を装着した。慣れるまでは薄さと粒々による強力なグリップに違和感があったが、慣れたら非常に操作しやすくなったように感じる。

2022年10月21日 フロントフォークOH・ネコアシダンパー取り付け

納車から約1年が経とうとしていたため、フロントフォークのOHとNAGさんから販売されているネコアシダンパーなるものを取り付けた。これによって純正の貧弱すぎるフロントフォークが少しでも改善されればという狙いがあった。

分解したスプリング類

ネコアシダンパーとイニシャルアジャスター装着

ネコアシダンパーについて、確かにバルブによって減衰性能が高まり純正状態からはしっかり感が向上した。しかし少々私の狙っているフィーリングとは異なり、戻り側の減衰が強いため姿勢変化を起こしにくく、重たいバイクを操っているような、キックのSRX特有のヒラヒラ感がスポイルされてしまったような感覚を受けた(あくまで個人の感想です)。そのため、のちのbituboインナーチューブ装着まで足回りのセッティングに悩むことになる。

2022年12月15日 純正エキパイ磨き・大和純正改マフラー取り付け

ヤフオクで落札した純正エキパイを、専門の業者さんで磨いてもらったので取り付けを依頼した。装着後は新品のような輝きで大満足。以前マルスさんのところで加工してもらったマフラーも、アフターファイアーがひどく燃調をちゃんと合わせてもどうやっても解消できなかったため、ヤフオクで落札した純正マフラーをSRX魔改造で知られる大和のショップで加工していただいた。

結果的に、アイドリング時は静かになったが加速時やスロットルオフでいい音が出るようになり、かなり好みの音質になった。アフターファイアーも解消し、抜けがよくなったためか馬力も多少なりとも向上したように感じる。難点としては、満足度はかなり高いのに見た目上純正から何ひとつ変わっていないことである。

交換後のエキパイ