鶏崎ひよこのモトブログ

YAMAHA SRX600(1988年式)とSUZUKI TL1000S(1997年式)の整備記録やツーリング、雑記

バイク盗難対策にGoogle Nest Camがオススメな3つの理由

どうも、ひよこ大佐です。

バイク泥棒に備える

バイクに乗ろうと準備していざ駐車場に向かったら、バイクが忽然と消えていた……。こんな体験、絶対にしたくないですよね。

バイクに乗られている方で、ガレージではなく家やアパート・マンションの駐車場に駐輪されている方は「バイク盗難」への備えが重要になります。ガレージやレンタルコンテナよりも簡単に侵入し、計画を立てたうえで犯行におよぶことができるので、自宅の敷地だからと気を抜くことはできません

バイクは高価なうえ車よりも盗難への備えが貧弱なケースが多いため、バイクを専門に狙って生計を立てているプロの窃盗団が存在しています。彼らは「盗みやすいバイク」「高価なバイク」を探して街中を徘徊し、ターゲットを見つけると情報を集め犯行に及びます。彼らに狙われてしまうと、いかにチェーンロックで地球ロックしていようとも切断されて持っていかれるケースもあります。ハンドルロックだけで放置していれば、あっという間に持っていかれてしまうでしょう。

バイク盗難に対する基本的な対策

さまざまなメディアやブログ等で言われていることではありますが、バイク盗難に対しては、基本的に以下の対策が有効です。

  • バイクカバー
  • 十分な太さのあるチェーンロック(地球ロック必須)
  • アラーム機能つきのディスクロック
  • GPS

しかし、防犯カメラの重要性について語られているものは(私が読んだ範囲では)あまり多くありませんでした。従来の防犯カメラは犯罪抑止効果はありますが、基本的には「盗まれてから確認するもの」というイメージがあるからではないかと思います。(24時間モニター前に張り付いて監視もできないですし)

確かにどちらかというと窃盗の証拠を捉えるために設置することが多い防犯カメラですが、最新の通知機能つきのネットワークカメラであれば、不審者が近づいていることをリアルタイムで検知することができるのです。もちろん先ほど述べた基本的な盗難対策は絶対にやっておくべきものですが、それにプラスしてカメラを設置することで、さらに強固に対策を施すことができます。

今回は「通知機能付きの防犯カメラ(Google Nest Cam)」がバイク盗難対策に有効だと思う3つの理由について、詳しく解説していきます。

1. スマホへの通知機能がある

私が購入したのはGoogleから発売されている「Google Nest Cam (屋内、屋外対応 / バッテリー式)
」です。

store.google.com

このカメラは、人が接近するなどのアクティビティがあると、自動的に録画を開始しスマホに通知します。つまり、誰かがバイクカバーをめくろうとしたりバイクに触れようとした時点で、スマホ経由でいつどこでも通知を受けることができます。暗視機能もありますので、夜中であっても確実に検知されます。自宅が映りこんでしまうのでスクリーンショットを貼れないのですが、画質もこの手のカメラの中ではトップクラスによいと思います。

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Google Homeアプリの録画履歴

さらにGoogle Nest Camが便利なのが、アクティビティを検知する範囲を指定することができる点です。これにより、通行人などが通るたびに通知が来てしまうようなことを防ぎつつ、敷地に入った人間を確実に録画することができるようになります。

不審者がうろついていることが把握できれば、鍵を増やしたり場合によっては警察に通報するなど、盗まれる前に対策を取ることができます。窃盗犯は、バイクカバーをめくって鍵の種類などの情報を集めたうえで犯行に及ぶと言われています。通知機能付きのカメラであれば、バイクに近づいた時点で録画され通知されますので、窃盗犯は下見をすることすらできなくなります。窃盗犯自体もあなたに恨みや個人的感情があって盗もうと考えている人は(おそらく)いないので、基本的な盗難対策がされていてさらにカメラに映り込むリスクを考えると、「別のバイクを狙おう」となる可能性が高いです。

それでも盗まれてしまう可能性はゼロではありませんが、鍵の切断などの犯行時に通知によってリアルタイムに察知でき、もし万が一盗まれてしまっても警察に証拠を提示できるメリットを考えると、カメラはチェーンロックやアラームと同じぐらい重要ではないでしょうか。

マグネット固定・バッテリー内臓で配線不要なので気軽に設置できる

他の一般的な防犯カメラと異なり、Google Nest Camはマグネットで固定する方式が取られています。カメラと台座は強力なマグネットで固定されており、台座自体もマグネットで金属面にくっつくので、壁に穴を開けることなく気軽に取り付けることができます。私は玄関上にちょうどよいスペースがあったので、スチールプレートを3Mの超強力両面テープで貼り付けたうえで、台座を取り付けています。かなり強力な磁石ですので、風が吹いた程度で外れることもなくしっかり固定されています。

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自宅への取り付け

さらにこのカメラはリチウムイオンバッテリーが内臓されており、バッテリーは数ヶ月持続すると公式ページでは謳われています。これは理論値なので設定や検知したアクティビティの数によって変動しますので、実際にはもっと短い時間になります。自分で使ってみた体感では約1ヶ月程度であれば充電が持つイメージです。個人的には十分実用に耐えると思います。

充電自体も本体を引っ張って取り外したら専用の充電ケーブルにつないで、完了したら戻すだけですので、面倒くささはありません。

設置のハードルが従来の防犯カメラより低いのもかなりプラスです。

録画データがクラウド上に保存されるので、確実に録画される

このカメラで録画されたアクティビティはすべてクラウド上で保存されますので、SDカードの空き容量等で録画に失敗したり、カメラ本体を破壊されて映像が観れなくなるといったことがありません。また、仮に停電が発生していても録画はストップせず、内臓のストレージに一時的に保管され、復電後に再度アップロードされます。

クラウドに保管されるのはセキュリティやプライバシーの面で心配」という方もいるかとは思いますが、中華製カメラなどの謎ブランドではなく天下のGoogleですので、その面では安心感が高いと思います。というより現代人でGoogleに個人情報を握られていない人などほとんどいないと思いますので、「どこまでを許容できるか」のボーダーの話になります。セキュリティ面や利便性を考えると、私としては許容できる範囲だと思っています。

ひとつデメリットをあげるとすれば、「Google Nest Aware」という月額630円からのサブスクリプションプランの契約が(ほぼ)必須という点です。契約せずに利用することもできるのですが、その場合は過去3時間の録画のみ参照可能となり、実質夜の間のアクティビティは参照できないことになってしまいます。防犯カメラとしてしっかりと利用したいというユースケースであれば、Google Nest Awareは契約しておいた方がよいと思います。

Twitterを見ていると、「バイクを盗まれました」というツイートを見かけない日はありません。次の被害が自分にならないためにも、しっかりとした盗難対策をしておきましょう。